僕がドラムをはじめた日。

今でも忘れない。2012年の春、僕は大学受験に失敗して浪人生になった。

うだつのあがらない日々。そんな時ふとyoutubeを開いたら、「坂道のアポロン」というアニメに出会った。


衝撃的だった。ドラムってこんなにかっこいい楽器だったのかと思った。

調べてみたらどうやら石若駿という若手のドラマーがアテレコしているらしい。


当時は彼は19歳で僕は18歳。1歳しか違わないのになんて人なんだと思った。

取り憑かれたように石若駿のドラムをyoutubeで眺める日々。

そうこうしているうちに自分で叩いてみたくなった。

いつかは彼のように叩いてみたい。そこから僕のドラム人生はスタートした。

僕は大学に受かり、そこでジャズ研に入った。

実際にドラムを叩いたら想像以上にむずかしかった。

手も足も自分の思いどおりに動いてくれない。

けれど腐らずに叩いているうちにだんだん叩けるようになり、

セッションにも参加できるようになってきた。

いろんなドラマーを真似した。

デイヴウェックルのフュージョンのフレーズをコピーしたり、

ネイトスミスの高速変態ビートの練習もした。

けれどどれもしっくりこなくて彼らのようなドラムを叩くことをやめた。

結局今でも参考にしてるのは石若駿だ。やっぱり僕の原点なんだと思う。

6年後の現在、僕は石若駿くんとセッションするようにまでなった。

本当に世の中どうなるかわからない。

18歳のときの僕に「きみはドラムを始めて憧れのドラマーと一緒に叩いてるよ」って言ってもぜったい信じないだろうな。

僕は石若駿くんのようなドラマーにはまだなれていない。

てかなれないし、なろうとも思わなくなった。

僕は僕のドラムを叩く。彼と肩を並べ、そして越せるように。

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